5月16日(土)、オンラインと会場のハイブリッド形式で第10回防窮研究会を開催しました。今回のテーマは「子どもの貧困と教育格差」で、教育社会学の専門家である〇〇大学の△△教授をゲストスピーカーとしてお招きしました。
研究会の概要
研究会は以下のプログラムで進行しました。
- 開会挨拶(防窮研究会代表)
- 基調講演「日本における子どもの貧困と教育格差の現状」(△△教授)
- 事例報告「地域における子どもの学習支援の取り組み」(NPO法人□□代表)
- パネルディスカッション「教育格差解消に向けた多角的アプローチ」
- 質疑応答・全体討論
- 閉会挨拶
基調講演の要点
△△教授からは、最新の調査データに基づいた日本の子どもの貧困状況と、それが教育にもたらす影響について詳細な報告がありました。特に、以下の点が強調されました。
- 日本の子どもの相対的貧困率は依然として高い水準にあること
- 貧困と学力には強い相関関係があり、特に高校・大学進学率に大きな格差が生じていること
- コロナ禍によってオンライン学習環境の格差が拡大し、新たな教育格差が生まれていること
- 諸外国の先進的な取り組みと日本への示唆
事例報告
NPO法人□□代表からは、地域での具体的な学習支援活動について報告がありました。特に印象的だったのは、単なる学習支援にとどまらず、子どもたちの居場所づくりや保護者支援、地域ネットワークの構築など、包括的なアプローチを取っている点でした。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、教育関係者、行政担当者、支援団体代表など多様な立場の方々が参加し、教育格差解消に向けた取り組みについて議論しました。特に以下のような点が議論されました。
- 学校教育における格差是正の取り組み
- 地域社会と学校の連携の重要性
- 政策的支援の現状と課題
- デジタル技術を活用した新たな学習支援の可能性
参加者からの反応
会場とオンラインを合わせて約100名の方が参加し、質疑応答では多くの質問や意見が出されました。特に、実践者からの具体的な課題や悩みの共有、研究者からの理論的な質問など、多角的な議論が展開されました。
今後の展開
今回の研究会での議論を踏まえ、防窮研究会では「子どもの貧困と教育格差」をテーマにした研究プロジェクトを立ち上げることになりました。関心のある方は、ぜひご参加ください。
次回の研究会は6月20日(土)に開催予定です。テーマは「高齢者の貧困と社会的孤立」です。詳細は後日お知らせします。
子どもの貧困教育格差学習支援研究会
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